ユダヤのお正月、実は日本の習慣と似ている
お正月はどのようにお過ごしでしたか?
イスラエルでは1月1日は平日で、いつも通り仕事や学校に行くんですよ。
今日は日本のお正月にちなんで、ユダヤ教のお正月の風習についてご紹介します。
中国や韓国が旧正月を盛大に祝うように、イスラエルのユダヤ人もユダヤ歴のお正月を祝います。2017年は9月20日〜22日、2018年は9月9日〜11日、2019年は9月29日〜10月1日と、毎年日にちが変わります。
今年はなんと2018年ではなく、5778年!
ユダヤ歴で、神が世界を創生した日から数えられている。
挨拶は、
シャナー・トバー(שנה טובה)
=あけましておめでとうございます
実は日本と似た習慣がある。
- 除夜の鐘
ラビがシナゴーグで日没にお正月を知らせるラッパを吹く。これはショーファールといって、通常羊の角で作られた角笛である。
- 年賀状
日本のように干支にちなんだデザインではなく、新年が甘く良い年になるようにりんごと蜂蜜が描かれたものが一般的。 - おせち料理
日本のようにお重に入った立派なお料理ではないが、並べられた食材の意味は日本のものに極めて近い。
-幸せ:蜂蜜をつけたりんご(日本ではれんこんや昆布巻き、栗きんとん)
-子孫繁栄:ざくろ(日本では数の子や里芋、くわい)
-出世:尾頭付きの魚(日本では出世魚のぶり)
ちなみに携帯でユダヤ歴の表示が可能なので、表示しても面白いかもしれません。私はイスラエル人と話す時に、5778年の歴史を誇るユダヤ人の習慣や生き方があることを常に思い起こすために表示させています。